7 心配(前編)

2023.11.6

「お父さん、入院しました」

家族LINEへ美恵子からの連絡。

えっえーーーーーー!!!!! 何? いきなり? 急に? どゆこと??

えっ、何なんだそのわりにラフな言い方。

マリモは一気に緊張が走り、ドキドキが止まらなかった。また血圧があがってきたわ。

おいおい、ここんとこだいぶ平和だったよな?

なになになになになにーーーー??なあに??そんな心配をよそに、あまり細かいことを語らない美恵子に少しイラついていた。

「まあまあ、お母さんは子供たちに心配かけたくないのよ」タラモになだめられながらも、マリモは不安を隠せないでいた。

こんなこと、こんな急なことサラッと言うなよ。

今にも駆けつけたい! 状況を知りたい! とモヤモヤモヤモヤモヤモヤ・・・・。

それでもおとなしく次の連絡を待った。

この時間がきついのよ。マリモはああでもない、こおでもない、あらゆる最悪な事態を想像していた。

剛は20年前に心臓やってるのもあって、数ヶ月に一度検診を行なっている。

その検診の際、自分の普段の症状を忘れてしまうのか、それともなぜか医者の前では良い子ぶっているのか、ここのところ胸が痛むのを伝えないでいたのだ。

これじゃあ医者もわからんよな。

家では胸の痛みのせいか不機嫌になり、ちょいちょい美恵子に当たり散らしていたのに。(後編へ続く)

双子あるある(好きなもの)

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