だが、そんな楽しい時間も長くは続かなかった。
三女のリリ子からのLINE。
剛から変なショートメールがきた。と転送されてきたのである。

三女のリリ子は、マリモとタラモとは13歳も歳が離れており、剛から溺愛されて育った。
そんなリリ子ももう2児の母である。子供を儲けた現在は、剛と美恵子の実家のそばに住んでおり、何かとお互い頼り合って生活していた。
なので剛は、一番信頼をおけるリリ子に、たびたびメールでSOSを出していたのである。
この転送されてきたメールを見た美恵子、マリモ、タラモはゾッとした。
えっ、ヤバッ。やっぱこれボケてる。本当にボケてるよ。ボケてますよね!・・・怖い!怖い!怖い!
剛は美恵子がタラモの家に泊まるということは理解していたが、もうすでに泊まったことになっている。そしておそらく盛り上がったであろうその3人が、自分の悪口を言っているという、被害妄想でいっぱいになっていた。
ただ、それはボケにより時系列がおかしいだけで、よくよくそのメールを深掘りすると、マリモはなんだか悲しくなってきた。
剛は潜在意識の中で、美恵子が自分の日々の行いにうんざりして、離婚を考えているのではないか?それを娘たちとコソコソと話しているのではないか?
心の奥底では、自分は認知症で、美恵子をはじめマリモ・タラモに拒否されているのではないか?という想いがあるように感じた。なんとも切ない。やっぱり本人のためにも早く病院に連れて行かなくては。
4コマ漫画
ミラちゃん

