41アルツハイマー型認知症

そして剛にくだされた診断結果は・・・

このときは、みんなやっぱりね! とりあえず薬もあるから、進行や興奮が抑えられるから良かったーーー。と少しホッとして、久しぶりに平和な気分だった。

ただ、その日の夕方には・・・。

剛は自分がアルツハイマー型認知症という診断に、まったく納得していなかったのだ。何せ先生は最初から剛のこと、こいつ認知症だろという目で診て、せかせかとまるで誘導するかのように診察したのだ。

「あの医者は信じられねー。もう、あの病院には二度といかないから」2週間後の再診にはもう行かないらしい。

「あーー、また始まった。これもボケの症状なのか?」

認知症と認めたくないから医者のことを信じない。さんざん医者の悪口を言う。これじゃあ薬も飲まないし、一歩も進んでない。

美恵子を含めマリモもタラモもリリ子も愕然とした。あっけなく振り出しに戻ったのである。

ただまだ救いがあった。もともと最初に予約していた市民病院の予約が5日後にあったからだ。

幸いにも剛は、そちらの病院には行く気満々だった。そうとうその医者が気に食わなかったのだろう。

サプライズ

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