「今年の父の日のプレゼント、何にしようかな」
毎年、父の日と母の日は何かしらのプレゼントを送っている。もう何十年もとなると、マジでネタがない。
えーと、父の日プレゼント、80代、検索っと。
あー数年前にうなぎあげたから、うなぎばっか出てくるなあ。またうなぎでもいいんだけど・・・。結局、洋服や帽子もなんか知らんこだわりがあって難しいんだよねえ。オシャレとは縁遠いのに。
「あ! 何これー、おもろ!」
マリモが見つけたのは『世界一の父』とデカデカと書いたブランケットだった。しかもサイズも大きめで渋い感じ。
これ、おもろいやん。最近やたら寒がりだし、めっちゃいいかも。
それに『世界一の父』って、何気に褒めてるというか、立ててるというか、悪い気はしないだろう。
よし! これで媚びを売ろう。
「なんだよ、これ。世界一の父だってさ。おもしろいなー」
予想通りの作戦大成功!
郵送でブランケットを受け取った剛は、かなりの上機嫌だった。やっぱそれこそ昭和の男。こういうの響くよね。間違いなく今欲しい言葉だろう。忘れなければいいんだけど。
そう言えば去年は、自転車から落ちたりするから、キャップのように見えるヘルメットあげたんだよなー。その時もめっちゃ上機嫌で「当たり!」って思ったけど、結局あれから一度もかぶってないらしい。なんなら自転車さえ乗らなくなっちゃったんだよねえ。もう忘れてると思うけどね。


4コマ漫画
世界一の父

