それはまさに予感的中。結局、剛がまたも風呂上がりに血流が良くなったのか怒り狂って、あることないこと罵って、最終的には「出て行けー!!」となったのだ。こんな夜にひどい話だ。言ったことを忘れないことを祈るわ。
そんなこんなで3連休ということもあり、美恵子は2泊の家出をしたのである。もちろん結婚生活55年になるが、こんなことは初めてのことである。
そして2泊目の朝、とうとう剛から美恵子に電話が入った。
「薬どこだ?」
剛は血圧も高いし、毎日何種類もの薬を飲んでいる。それを毎回間違いがないように、曜日ごとのポケットに収納しているのである。もちろんそれは美恵子の仕事だ。
おそらく剛は、その薬が自動的に分別されているとでも思っているのでしょう。まったくもって美恵子に感謝の言葉おろか、感謝さえもしてないのだ。美恵子が家を出てきた時は、たまたま薬が切れてあらためて分別するタイミングだったのだ。
「おいオレの薬入ってないぞ!!」
「オレを殺す気がーー!!」
おいおい、ふざけんなよ。
それにお前が出て行け言ったんじゃなかった??
4コマ漫画
父の日

次へ
