2025.3.6
亀岡家LINE

「あれ? CT撮れないんじゃなかったっけ? 急に!!?」
何せ、ここんところ何の情報も進展も事件も連絡もなくて、常に心配ではあるがある意味平和だったので、突然の連絡にマリモはビックリした。
と同時に「水痘症ってなんやっ!!」またあらたな心配事が・・・。
調べてみると、水痘症は老人には多いみたいだが、水痘症によって認知症のような症状が出ることがあるらしい。
単純に水痘症を治した方がいいのではと思ったけど、剛は「尿失禁」「歩行障害」がないから、水痘症の疑いというだけで、そういうわけにはいかなかった。
とりあえずは認知症の治療に専念することで、一回落ち着いたというか様子を見るしかないのである。
認知症は薬を服用して治る病気ではなく、ただ進行を遅らせるだけなので、まだまだ予断は許されない。
これからもっと物忘れが激しくなったり、家族のことが分からなくなったりするかもしれない。夜中に街を徘徊する、家の帰り道が分からなくなるなどなど、人により多種多様な症状があるので、またあらたに別の辛さや悲しみが出てくる可能性もある。
そして結局、剛はアルツハイマー型認知症と診断されたが、認知症のレベルの判定はされなかった。
マリモが思うには、剛はレベルで言ったらまだ1程度の軽症なんだと思う。それでもこんなにも家族やいろんな人を巻き込んでしまうのだから、もっともっと想像以上に苦労している人は多いのだろうなと思う。そして、自分も覚悟を決めなければと思った。
ただとりあえずは、現状の剛の特徴的な症状である「被害妄想」や「激昂」がなくなれば、本人はもちろん、剛の周りの家族も少しは幸せを取り戻せるのかなと思う。そして短い余生を穏やかに楽しく生きて欲しいと思う。やっぱ家族だから。
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