31警察

2025.2.3

2階のベッドで体調悪くウトウトしていた美恵子は、剛の怒鳴り声と、お隣さんの声で飛び起きた。

まただ・・・あーー、もーイヤだイヤだイヤだイヤだーーー・・・。

いつもなら急いで降りて行くけど、カラダが動かない。ここのところカラダが重くて、いつものように動けないのである。

あ、イヤだ・・あ、もーイヤだ・・・もうヨッシーしかいない。来てもらおう。

プルルルル〜

「はい、吉本です。お義母さんどーしました??」

「あ、ヨッシー、お父さんが・・悪いけどまた警察来てるから、こっち来られないかな?もう私疲れちゃった」

「え?? お義母さん、お義父さんどーしたんですか? また、お隣さんとこに??」

「そーなのよ。もーイヤになっちゃう・・・ホント、もーイヤ」

「あ、お義母さん、実はいま長前駅に来てるんですよ。これから長前市民センターで、認知症の相談しよーと思ってたんです。とにかくそちらに向かいます!」

そう、ヨッシーは最近の剛のボケによるトラブル続きを見かねて、地元の自治体に相談しようと、まさに最寄りの長前駅まできていたのである。

またか、またやったのか!

ヨッシーはソワソワドキドキ、カラダが熱くなるのを感じた。とにかく急ごう。

昔はそこそこ賑わっていたこの街もすっかり過疎化が進み、タクシー乗り場にはタクシーが一台もない。仕方なくヨッシーは早足で歩き出した。駅からは徒歩20分程度。緊張のせいもあるのか、すぐに汗が吹き出してきた。

亀岡家付近まで来ると、遠目にも警官3名が目に入り、剛、美恵子ともめているのが分かった。

何か事件でもあったのかな? というような騒々しい感じ。

おいおい、殺人事件でもあったのかよ。近隣トラブルにしては警官3名は多い気がするな。暇なのか?

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